我が家の朝食には、毎日納豆がいる。
結婚してから、ほぼ毎日納豆を食べている。
とはいえ、僕はそんなに納豆が好きでは無いのだ。その理由は、味とは違うところにある。
まず、子供の頃はあのネバネバが苦手だった。(ネバネバについては克服したのだけど)
そして、食べるまでの手順が苦手だ。
パックを開けて、タレとからしを出して、あのビニールラップみたいな、納豆と直についているやつをとりはずす。
ネバネバが手につかないように、上手くフタか何かに置く。
そして、150回混ぜる。
この手順が結構手間だし、少し面倒に感じる。
さらには、片付けも手間だ。
ネバっとしてるビニールと、タレなどの袋は洗ってゴミ箱へ。
白いパックは洗ってプラごみに出すが、ネバネバを取るのに少し時間がかかる。
そんな訳で、そんなに納豆が好きではない。
味わいのところでは、からしはmustで入れたい。wantでネギがあると嬉しい。
ところが。
最近、幼稚園の娘が納豆を食べるようになった。朝食の必需品レベルで食べる。
いくつかの納豆を食べて、ミツカンの「たまご納豆」が、トロフワで美味しいといって、お気に入りとなった。
この納豆、からしがついていないのだ。
そして、子供はネギが嫌いなのだ。
そんな訳で、現在我が家の朝食には、毎日ミツカンのたまご納豆が置かれる。
そして、それを僕も食べている。
子どもが好んで納豆を食べてくれる事より優先されるmustやwantなんて、無かったということになる。
結局、こだわりなんて気持ち一つで変わるのだという事を、納豆から学んだのだった。