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スタジアムの裏側

字が雑なので整えることにした

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小学校に入学した頃から、親に言われていたことがあった。

「字は丁寧に書きなさい」と。

僕の字は雑で、汚かった。

字が雑、というのは適当に書いている表れである。汚いというのは、大きさや形がチグハグだからこそ、実現する。

 

両親はその改善が必要だと感じてくれたようで、小学校3年の頃には書道教室に通わせてくれた。

小学校卒業まで通った書道教室では、何とか3段まではたどり着いた。

小学生レベルの3段は、大人に換算すると恐らく2、3級くらいであると想像する。

週に1回、1時間程だったはずなので、恐らく、208時間程度は書道に時間を割いていた。

そして現在、自分の字について思う事は、未だに上手いとは思わないということだ。

 

文章を書くことが好きだ。好きなんだろうという事の根拠は、ブログを書いている訳なのでそうなのだろうと思う。

そして、紙に字を書く事も好きである。

しかし、字体はだいぶ、乱れている。

 

小学校の頃、書道教室に通いながら思っていたことがある。

僕には字を書くセンスが無い、と。

型にはめたキレイさが引き出せない。基本の形が崩れる。その崩れ方は、バランスが良くない。練習をしていけば、当然ながらある程度は上達する。

でも、所詮はある程度だ。

事実、書道教室に通っていたのに、書道展で賞を貰った事は、一度もなかった。

残念なことに、他の生徒は誰しも1度は貰っているという現実もあった。

 

就職してから、色々な人の前で字を書いてきた。字がうまいねと、言われたこともある。

比率は、1,000人いたら1人くらいだ。

あまり上手というほどでは無いから、そのくらいでも有難いレベルだ。

 

ここにきて最近、思うのだ。

字が雑ならば、整えれば良い。

折角書道を嗜んだのだから、もう一度やれば整うはずだ。

書家を目指している訳でもないけど、書道教室にでも通おうか、なんて考え始めた。

基本的に、今僕は時間の制約がある。

そこに通う時間を割くのは、ちょっとツラいかもしれないと思った時、考えがまとまった。

「硬筆(ペン字)があるじゃないか」と。

そもそも基本は習得しているのだから、独学ではなく思い出しながら練習すれば良いのだ。

 

そんな訳で、早速練習帳を購入するに至る。

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中塚翠涛(すいとう)さんの、ペン字練習帳。

理由は、安くて売れているから。

まずは30日でいかほどの者になるのか、試してみようと思う。

小学校1年の娘と、やってることがほぼ一緒であるという事が、凄く面白い。

 

反復で身につけるは、全ての基本なんだな。

毎日続けてみることにした。

諦めの境地に居ながら書道をしていた過去の自分。

彼に対して、プロ並みに上手くなるという気持ちで取り組む今の自分の姿を見せてやりたい。