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スタジアムの裏側

焦る気持ちは自らの未熟さだ

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ここ最近で僕の心に起きていた、大きなミスを残しておく。

このまま突き進めば、誰もハッピーにならない事だった。早くにミスに気づいて、そのミスを認めて、修正できたのが救いだ。

 

どうしたら良いのかわからない衝動に駆られていた。

頭が息子の野球のことでいっぱいになっていた。

小さな一歩の積み重ねこそが、大きな成果につながるという前提がある。

人は現金な生き物であるが故に、これを見失うことがある。

 

まさに僕がそれだった。

子どもの上達を望んで「こうあって欲しい」を押し付けてしまっていた。

 

元々、息子は僕の強い教え方に嫌気がさして、野球から離れた。

そこから考えると、今野球をやっている事は奇跡に近い。

その過程や喜びは既に置き去りで、何とか上手くする事を押し付け始めていた。

 

自分の中に、はやる気持ち、焦る気持ちが生まれているのは、息子と同学年の子供、特に野球を理解して動いている子供を見たせいだった。

やってはいけない「比較」を、当事者を置き去りにして親がしてしまっているせいだ。

 

野球は、ミスするスポーツだ。

ミスが悪いのではなく、ミスをどんどんして、「どうすれば次は上手くいくか」を考える。

そして上手く行く手段を身につけていく事を理解する事が、人生においても役に立つ。

その時に、少しの道筋やアドバイスが出来るのが僕のはずだ。

 

レールを敷いて走らせようとしても、それは上手くいくハズもない。

ひとは、敷かれたレールを見ていると絶対に脱線したがるものだ。

 

自分の人生で経験済みなのに、何故それを息子にやりそうになるのか。

野球は本当に、僕に色々な事を教えてくれる。

 

過去を変える事はできない。

今から、これからを。未来を創るために、ひとりひとりが居るのだ。

 

息子は間違いなく成長している。

目を見張るほどに成長している。

 

僕自身が、もっと成長しないと置いてかれるんじゃないかと思う。

ちゃんと自分を鍛えたい。