dag-out ダッグアウト

スタジアムの裏側

娘の今後の動向に、胸中穏やかでない

毎週土日、野球の全体練習の後に息子と自主練をするのが日常になっている。

ぶっちゃければ、結構しんどい時もある。

月から金まで労働して、土曜日曜も早朝から野球指導。

土日はお酒を飲むせいでダメージ蓄積しているから、休日の午後くらいダラけたい。

そんな気分になる時もある。

 

そこは見栄を張り、何食わぬ顔をしてグラウンドに息子を誘うのだ。

父は常にバイタリティに溢れている設定なのである。

息子のレベルアップのためにやっていたのだけど、今は娘にも教えている。

 

娘については、「お兄ちゃんばかりズルい。私にもやるべきだ」という理由から指導することになった。

野球の好き嫌いを越えた、嫉妬が原動力となっている。

父の休憩時間は全くなくなるのであった。

 

1番目の子よりも、2番目の子どもの方が負けず嫌いというか、アピール力が強い。

 

娘は自ら教えろと言うだけあり、かなり積極的で、そして楽しんでいる。

 

当初、息子と娘を一緒に連れて行ったのだけど、さすがに息子と娘ではレベルが違う。ひとりづつ教えるしかないのだけど、僕の体は一つしかない。

娘をほったらかしにすると泣き出し、息子をほったらかしにすれば帰りたいと騒ぐ。

 

もはや、別々に2回、グラウンドに行くしかないというヘビーローテーション

(これについては、妻も駆り出してカバーするという対策も生まれたのだけど)

 

娘は素直で、すぐに教えたことを自分のものにする。

息子はどちらかと言うと頑なで、変えたりするのに時間がかかる。

それは、成長曲線に大きく反映するような気がする。

 

娘にも野球という期待感があった。

 

そんな娘が、バレーボールの体験会に行く事になった。

学校の友達、その親から妻に声を掛けてきて、誘われたのだ。

 

認めます、それは認めますけども。

衝撃である。

 

女の子が野球を続ける未来についてはあまり明るいとは言えないから、強く野球をオススメはしない。

ソフトボールという選択肢もあるのだけど、強制はできない。

 

しかし、一から育てた選手が移籍するような、ある種の寂しさを感じる。

 

どうなっていくのか、胸中は穏やかでは無いのであった。