生ピーマンをガブリとやる
そんな暴挙は想像もしなかった。
罰ゲームかと思っていた。
しかし、ある時にどこかで見たんだ。
たしか、孤独のグルメだったと思う。
居酒屋さんで、常連の方がつくねに生ピーマンをオーダーして、それがメニューになったって。
その後しばらくして、V6の井ノ原快彦さんが主演の映画をアマプラで観た。
461個のおべんとう、という映画だ。
この話は良かったのだけど、本題はそこではない。
作中で、イノッチとその息子役の2人で居酒屋で夕食を食べているシーンで、イノッチがつくねと生ピーマンを頼んで食べていた。
これ、スタンダードなの?と思い、いつか試してみたいと思うようになった。
そして、ついに。その日を迎えた。
つくねに、生ピーマン。
ピーマンは半分に切って、つくねを挟んでそのままガブリといただく。
これが、イケている。
つくねのどの力が働いているのかはわからないのだけど、生ピーマンの苦味はゼロとなる。
パリパリ、サクサク、バリバリ?な食感はしっかりとあって、絶妙な組み合わせだ。
生ピーマンと聞いただけで、家族全員に拒絶されてしまった。
しかし僕は、生ピーマン+つくねはセット商品だと思うし、多くの人に知ってほしいなと思う。
今回は安価なつくね(といえば語弊があるかもしれないけど)で試したけど、もう一段、ハイソサエティーなつくねでも試してみたいという気持ちになった。
生ピーマンをバクバク食べる日が来るなんて考えてもなかったけど、その感動の方が大きいのかも知れない。