dag-out ダッグアウト

スタジアムの裏側

失敗のプロセスを理解してこそ、改善と成功につながる。

f:id:yuukirena1824:20210501232959p:image

自分にしか出来ないことがあるとする。

それは、実は誰かが既にやっていたりする。

 

誰かのマネをしたり、凄い人の技術を盗んだりして(本で読んだりして)人はまず経験する。

それをアレンジして、自分のものにしていく。

 

会社で、僕は自分の出来ることをドンドンやってきた。それは、パクってアレンジした事もあるし、自分でオリジナルを作った事もある。

その失敗を積み重ねた成功事例を、全て惜しみなく残しているし、提供している。

 

それは合っているし、間違っている。

その両面を感じた出来事があった。

 

結論から言えば、失敗のプロセスほど残しておく必要があると感じた。

 

人は、失敗を多く経験するために生きていると言っても過言では無い。

かのエジソン氏は「失敗ではない。上手くいかないための一万通り方法を発見したのだ。」

という、人によっては強がりだと切り捨てられそうな事を発したとされる。

 

エジソンの言葉は、身に染みてその通り。

 

成功の結果を残しておくと、人はそれをなぞらえる。そして、その前後左右に付帯するリスクやプロセスに、目もくれない。

結果、抜け漏れがあり、一度は失敗する。

そして、失敗の原因に全く気づくことができないという、あってはならない結果を招く。

 

失敗のプロセスを理解してこそ、改善と成功につながる。

僕たちは、気づくべきだ。

失敗を回避させてあげたいばかりに、成果だけをを残しておいて、至る失敗は残さない傾向にあることが失敗だということに。

身に沁みないとわからないという現実もある。

ある程度、たどり着くに至るプロセスは残さない限りは、結果同じか、それ以下にしかならないなと感じた。

前の人が無能だった場合、先入観がない有能な後継が現れると、短期間で思いもよらない成果が起こるということもある。

それは、稀だ。

安定した成長は促せない。

 

間違いなく言えるのは、無能な人は後継に何も残す事はできないという事。

 

僕は将来、どんな評価を受ける人間であるのかが、楽しみだ。