答えは概ね、決まっている。
歴史は繰り返すということわざがある。
人は何度も同じことを繰り返しているらしい。
同じ失敗と、同じ成功。
成功の法則があるように、失敗の法則もある。
なんで失敗するとわかっているのに、敢えてそれを選んでしまうのか。
人には感情があって、欲があるからだろう。
経験と常識を重要視するからかもしれない。
息子はよく、わたしに問題を出してくれる。
年と共に問題のレベルは上がっていて、答えられないものもある。
そして、答えたとしても。
わたしが問題の答えを言った後にこんな質問をしてくる。
「どうしてその答えになったのか、聞かせて」
正解の時なのだけど、答えに至るプロセスを知りたいのだろう。
この世界において、正解というよりも最適解をいかにして見つけることができるか。
そのプロセスが多様なようにも見える。
でも、ひとつの最適解に辿り着く道順を収束していくと、通ってるポイントはみんな同じな気がしてならない。
遠回りとか、近道とかあるけど、辿り着くその場所には、ここは絶対通るよねというポイントは、必ずある。
わかりきった答えを、ただ教えるだけでは身につかない。
と言うことに、最近ようやく気づいた。
では、どんなやり方が良いのか。
予想と実験(答え合わせ)の繰り返しが1番のやり方だったらしい。
これを組み込めたら、すごい指導者になれるぞ、と思った。